Home  > 走ってきました! > 「麻」って、ライディングウェアに使えるの??

「麻」って、ライディングウェアに使えるの??

2015/06/25(Thu) 14:51

今回は少しシリアスに行きましょう。

面倒くさいと思う人は「ここから本番」までジャンプ!


かつて麻、中でもリネンはダンディズムの象徴のような素材でした。
まだ冷房が一般的でなかった時代、夏場の紳士はリネンのスーツでびしっと決めていたものです…と、人生の大先輩に教わりました。
リネンは通気性がよく、冷房のない時代には実に快適なスーツに仕上がったといいます。
そして、リネンのスーツを着こなすのはステイタスでもあった、とも言います。

というのはリネンはあっという間に皺になってしまい、待ち合わせの前に椅子に座ろうものならパンツの腰も膝も皺だらけになってしまい、とてもお洒落とは言いがたい状態になってしまったそうです。
そして夏場に着こなしていると1〜2シーズンで型は崩れ、もうおしゃれ着としては表に出られなくなったそうです。
出先でうかうか座ることも叶わず、油断すると1シーズンでダメになる。
 
やせ我慢と刹那の、贅沢な服。
それがリネンのスーツでした。
 
しかし、一方で麻は強靭な繊維としても有名です。天然素材の中では最も強い部類に入るため、貿易の世界ではタフな「袋」の素材として活躍し続けています。
コーヒー屋さんにざっくりとした麻の袋がインテリアとして置いてあるのを見かけませんか? あれが麻袋(またい)です。
 
そんな麻、リネンという素材の「快適さ」と「強靭さ」はライディングウェアに活かせないだろうか。
そんな発想からこのリネンライダースシリーズは作られました。

天然素材随一の強度を持ちながら、化学繊維のメッシュジャケットに匹敵する通気性を持ち、そして天然素材にしかない独特の風合いも楽しむことが出来る。

プロテクターを装備すれば、高性能な夏ジャケットになるではないか。
そう考えました。


長い長い前置きはここまで。
試乗です!

「ここから本番」

夏ジャケットなので通気性はどうなのか、麻で肌がちくちくしないのか、皺にならないかなどなど、今回はテスト項目がとても多いことに気が付きました。

●通気性
満点です。文句ありません。
向こうが見えそうな目の粗いメッシュジャケットといい勝負の気持ちよさです。
化学繊維のメッシュジャケットと最も違うのは、バイクを降りたあとの時間。
なんとなくリネンの方が爽やかに感じるんです。これが天然素材の力、呼吸しているってことなのでしょうか。

20150625_141749.jpg

●麻のちくちく感
表面に触れるとやっぱりちくちくします。でも首筋や袖口は気になりませんでした。ちゃんとカバーしてあるので、このへんは大丈夫な作りになってます。

●皺になりやすいか
着て、乗って、走るだけだとほぼ気になりませんでした。もちろん多少は皺になりますが、それはどんな服だって同じですから。
そこで敢えて畳まずにくしゃっとしたまま置きっ放しにしてみました。
さすがに小皺はつきますが、形が変わっちゃうような皺はありません。小皺も着ているうちに味わいになる程度ですし、ハンガーにかけておいたらそれも消えました。
リネンのスーツのように神経質なところはありません、大丈夫。

●問題点もあるっちゃある
薄くて軽い素材なので、ポケットに携帯電話を入れると重さで形が崩れます。
入れていいのはバイクの鍵だけ。
麻のダンディズムとデカダンスはこんなところに残ってました。

あと、スーツと違って弱洗いならご家庭での洗濯も大丈夫だそうです。

バイクに麻。
意外な組み合わせですが、丈夫だったり涼しかったりと実は理に叶ってることがよくわかりました。

真夏も少しお洒落に乗りたい、ファッションに詳しいそこのあなた!
麻についてのウンチクつきで、着こなしてみませんか?

20150625_141616.jpg


Category:走ってきました!

comment×  trackback×


▲このページのトップへ